Rohan
美術専攻3年 H.A 他9名


得意なことで
人を喜ばせ役に立つ仕事
それがRohan
浜松市のKAGIYAビル3Fにあります。日本各地の作家さんの器やオブジェをご紹介しています。私たちは店主の鈴木さんにお話を伺いました。
鈴木さんはとても気さくで面白いお話をたくさん聞かせてくださいました。
器が置かれている場所は下から自然光が入ってきてとても綺麗です。器には作家さんがつくっている生活の器と民藝と民芸の器があります。この二つには大きな違うがあるようで、生活の器は新しいものに変わっていくのに対し、民藝と民芸の器は100年前から同じものを作っています。
鈴木さんは美意識についても話してくださいました。『アートで食べていけるわけない』そんなことはありません。美しいものにふれて選んで発表することはとても大切です。アートはいろんな所で生きてきます。そんな大切なことを教えてくださいました。
店内の装飾や配置、ライティングに至るまでのほとんどを考え、SNSでの宣伝、さらに集客をデータ化し、作家第一の運営をしていらっしゃることに、非常に感動しました。 作品を作るだけが美術の道ではなく、作品をどう飾り、どう演出するか。作品と人を繋ぐ方法を考え行動することも一つの道なのだと気づくことができました。 「コロナ禍だからこそ家の中に彩りを」という考えが広がり、今一度、陶芸の分野にスポットライトが当たりつつあります。
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鈴木さんはお店を始める前から陶芸作家さんとお知り合いで、お取り扱い作家さん7人から今では30人になったそうです。地元の作家さんと他の地域のここでは見られない作家さんを紹介するのが楽しいそうです。日本は庶民の器の文化が開花していき、器を買う人が今でもたくさんいます。
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鈴木さんはインスタグラムを中心としたSNSに器の写真をアップロードしていて、その写真を見てネット通販で、または直接お店に来て購入してくれる方もいるそうです。SNSで会話をしていたお客さんが実際にお店に買いに来てくれて、初めて顔を合わせたときはとてもうれしかったそうです。
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器をお店に並べるうえでのアポイントの取り方は
1、直接会いに行く、そして良いと思ったら話かける。
2、作家さんが作家さんを紹介してくれる
3、作家さんが直接お店にプレゼンしに来てくれる。
4、インスタグラムで宣伝。SNSが人気になればどんな辺鄙な場所でも買いに来てくれます。