「働く」ってなに?おしごと意識アップデート! 「働く」ってなに?おしごと意識アップデート!

プロフェッショナルへの道 
〜産業界との連携進化事業〜報告書

REPORT

時游窯工房

美術専攻1年 A.M 他8名

土を游ぶ
時游窯工房

私達は時游窯工房さんに行ってきました。
時游窯工房さんは、陶芸教室を開いて生徒さんに教えているだけではなく個展も開いているそうです。左側にある写真は教室の2階で作品を飾っているのを見せてもらった時のものです。

大石さんは生まれが浜松の脱サラをした方です。
都会の東京に憧れをもっていて、行くことはできたのですが「一つの歯車に入れられているきがして」と、浜松に戻ったとのことです。30歳になってから陶芸の楽しさを知り、働きながら大学に通って勉強をしていました。
そのときの心境を聞くとひたすら楽しかったと仰っていました。
陶芸を作る際には、見ている人が飽きないように色のパターンをたくさん作っていらしたり、量産できるようなものは作っていないとのことです。
今回の体験を経て、彫刻の魅力はもちろん、好きなことに熱中しそれを仕事にする大切さや、地域と繋がれる良さを学ぶことができました。
それと同時に、自分の人生は1回で決まるものではなく、考えて経験して、より自分の力を発揮するために、楽しむために違う道を複数回選ぶことも出来るという考え方に触れることができました。
視野が狭くなりがちな私たちにとって、将来への不安を軽くしてくれるいい時間だったと思います。

  • 見学をさせてもらったあと、まだ時間があった為見学に行った9名の中から3名がろくろ回し体験をさせて頂きました。やはり、何年もろくろ回しをしている大石さんはすんなりとできていましたが初心者の3名は形を作る過程にてこずっていました。

  • 上にある写真は、作品を焼くための窯です。この窯はたくのに18時間もかかり、最大温度は1300℃にもなり重さは1tにものぼります。値段について聞いて見たところ、なんと200万円もするそうです。窯で焼く時には徹夜で見ていなければならないとのことでした。

  • そして、この青いお皿は女性から人気の陶芸で色合いがとても好まれているそうです。近くで見るとキラキラしているのですが、意図してやっていないと仰っていました。青いお皿の色や他の色は何年もかけて作りだせたこだわりの色だそうです。

ご協力いただいた企業様

時游窯工房

〒431-3124
静岡県浜松市東区半田町1201-1

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